韓国女子バレーボール代表にも選ばれている双子の姉妹「李在英(イ・ジェヨン)24歳」と「李多英(イ・ダヨン)24歳」が、学生時代にひどいいじめをしていたと被害者が告発しました。
代表チームの主力選手で人気もあるイ・ジェヨンとイ・ダヨンということもあり、韓国スポーツ界は混乱しております。この記事では李在英(イ・ジェヨン)と李多英(イ・ダヨン)の行ったいじめの経緯や内容についてまとめてみました。
2/22に父親の最新コメントを追記しました。
2/23に被害者の投稿内容全文を追記しました。
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韓国バレー界のスター!李在英(イ・ジェヨン)と李多英(イ・ダヨン)
韓国でも人気スポーツのバレーボール。女子バレーボールの人気を博すのが双子の李在英(イ・ジェヨン)と李多英(イ・ダヨン)姉妹です。
韓国バレーボールリーグのトップチームでもある、興国生命ピンクスパイダースのアタッカーとセッターとして活躍。さらに韓国ナショナルチームの選抜メンバーでもあります。
小学校からバレーボールを始め、高校ではその実力が実を結び、ジュニアナショナルチーム、シニアナショナルチームの代表選手にも選ばれます。強豪校の中心選手だった二人。プロになってからも活躍していきますが、とりわけ2020年に妹のダヨンが興国生命ピンクスパイダースに移籍し双子の美人バレーボーラーとして注目を浴びていました。
韓国バラエティー番組にも多く出演し、美人ツインズと囃し立てられ多くのメディアにも登場しています。
元バレーボールオリンピック代表選手を母親に持ち、小さなころからサラブレットとしてバレーボールに携わってきた双子の姉妹。しかし調子に乗り過ぎてしまった行為は、のちのちにしっぺ返しを食らう事になります。
イ姉妹のキャリアの暗転‐いじめ告発
2021年2月20日にインターネット上に上げられた、ひとつの告発文が李在英(イ・ジェヨン)と李多英(イ・ダヨン)姉妹を絶望の淵に追い込まれることになります。
投稿主は小・中学時代のチームメイト。彼女はイ姉妹と他の複数のチームメイトから暴言・暴行・恫喝・脅迫など悪質ないじめを受けたと暴露したのです。いじめは日常的に行われ、かつとても悪辣なものもあり精神的にも肉体的にも苦しめられました。
イジメの当事者は面白半分かもしれませんが、いじめを受けた本人たちは大変に怖い思いをしたことでしょう。イ姉妹の狡猾なところは、自分たちだけでなく周りも巻き込みいじめを悪化させたところにあります。
まるで自分たちだけがいじめを主導していると、取らせたくなかったのでしょう。彼女らの行ったいじめ内容についてを次でご紹介しております。
【追記】
李在英(イ・ジェヨン)と李多英(イ・ダヨン)姉妹は、最初の中学でいじめや暴力などの問題で転校しております。このとき、チームのコーチとして母親・キム・キョンヒさんが指導しております。
指導内容も自分の娘ばかりにトスをあげて、他の子どもたちが練習にならないと保護者からの苦情もあったそうです。いじめやコーチの問題もあり転校しますが、新しい転校先でもイ姉妹はいじめを続けるのです。
イ・ジェヨンとイ・ダヨンが告発された理由
なぜ10年も前に起きたいじめを今さらのように掘り起こされてしまったのか。そのきっかけはいじめた本人イ・ダヨンさんにあります。
イ・ダヨンさんは、所属チーム「仁川興国生命」に2020年に移籍。しかしチームキャプテンであるキム・ヨンギョンさんに不満を持っていました。試合中に出す指示に納得できず、感情面でも二人は対立していきます。
そんな折、2020年12月5日の試合で逆転負けをしてしまった仁川興国生命。キム・ヨンギョンのインタビューに腹を立てたイ・ダヨンは自身のSNSで何気なく呟きます。
苦しめた人は楽しいかもしれないけど
苦しみを受けた人は死にたいよ…
この言葉をイジメ被害者が目にしてしまいます。何をバカなことを言っているんだと怒りがこみあげてきたのでしょう。周りの勧めもあり、掲示板への告発文掲載と至ったのです。(告発文は下記に追記してあります)
自分のしてきたことには目をつむり、何もなかったかのようにしているイ姉妹。いじめによって今も心に傷を抱える被害者は、どうしても許せなかったのでしょう。なぜ自分は大好きだったバレーボールをやめて、なぜあの姉妹はテレビや雑誌などきらびやかな世界にいるのだろう。
悲しみと悔しさと嫉妬の感情が、彼女たちの汚い部分を世間に知らしめたいと強く思い被害者は行動に移します。
イ姉妹のいじめ内容
インターネットで告発されたいじめ問題。いじめられた当事者は、李在英(イ・ジェヨン)と李多英(イ・ダヨン)姉妹の小・中学校のバレーボール部の後輩にあたる人物です。
彼女らの告発には
・汚いから、臭いから、隣に来るなと言われた
・恐喝したお金でおやつを買って、仲間だけで食べていた
・試合会場に行って負けてきたとき、部屋に集合させて空気椅子をさせられた
・事あるごとにお金を賭けて取られ、腹をつねられたり、口元を叩いたり、集められては拳で頭を殴られたりした
・本人たちが気に入らなければ、いつも悪口を言われ、両親のことも『あんたのところ、×××』と禁止用語で悪口を言った
・更衣室でスケッチブックに被害者の悪口や家族の悪口を書き、他の選手たちに見せた
・一緒に宿舎を利用した際、“任せた仕事をしなかった”という理由でナイフで脅迫された
・自分だけ加害者になるのを避けるため、被害者にもいじめに加担させた
・何かを頼んだとき丁寧な口調で何度も断ったが、加害者はナイフを持ってきて脅迫してきた
・合宿所で消灯後、雑用を命じられ断ると刃物で脅された
・家に連れてきて、両親に怒られたら自分のせいにさせられた
・部活への差し入れを食べるなと脅された
・被害者の恐怖心を利用し、呼び出しておきながら「嘘だ」とからかわれた
・何か命令して、すぐに返事をしないと腹をつねられ、やめて欲しいと頼んでもより強く泣くまでやってきた
・被害者の新しい衣類を勝手に履き、貸したくないと言うと悪口を言われ先輩に渡された。それを取り返してこいとも命令された
・ミーティングの際に、気合いを入れると殴られた
あわせて21項目の悪行を並び立てて暴露しました。そして、今でもトラウマが残っていると訴える後輩たち。この告発に共同するかのように、他にも被害を受けたといういじめの書き込みが続いてしまいます。
何度も出てくるナイフで脅されたという文面。当時10歳~15歳であったイ姉妹が常にナイフを持っていたことも怖いのですが、ナイフで脅すことに躊躇がないことがとても恐ろしいです。
このいじめのせいでバレーボールを辞めてしまった少女もいます。よほどのトラウマになってしまっているのでしょう。
無期限の試合出場停止と除外の宣告
李在英(イ・ジェヨン)と李多英(イ・ダヨン)姉妹は、すぐに自筆の謝罪メッセージを発信しますが、時すでに遅し、所属チームと韓国バレーボール協会も素早い対応を見せました。
このいじめ告発を受け、所属チームと韓国バレーボール協会はすぐにイ・ジェヨンとイ・ダヨンの2人に厳しい措置を言い渡します。
所属チームでは無期限の試合出場停止、そしてバレーボール協会からは、2人を東京オリンピック以降の代表選手の選抜対象から「無期限除外」をするというもの。これはバレーボール選手として活躍する2人にとっては、死を宣告されたかのように厳しい処置であります。
しかし民衆の怒りは収まらず、韓国大統領府には姉妹のバレーボール協会から永久追放を求める署名が12万件以上も届いているのです。
協会は厳しい対応が必要と判断
代表資格のはく奪を決定した韓国バレーボール協会は、
と判断を下しました。
子供から大人まで大きな影響力がある選手だと判断されたのでしょう。また韓国内だけにとどまらず、海外メディアもこのいじめ問題を大きく取り上げています。そのため韓国で深刻化されているいじめ問題にメスを入れたい気持ちもあったのでしょう。
そして何より韓国の国民性としては、何年前だろうが加害者は社会的制裁を受けるべきという主義。過去の過ちを罰せられてから新たに再復帰しよ、という判断になるのでしょう。
【追記】韓国女子バレーいじめ問題はイ姉妹の母親にも影響
韓国バレーボール協会では、イ・ジェヨンとイ・ダヨン両選手の母親であるキム・キョンヒさんが2020年のイベントで受賞した「立派な母の賞」を取り消すと発表されています。
協会からこの賞を贈った理由として「韓国バレーボール界を代表する選手に双子姉妹を育てた功労」を称えたものでした。しかしいじめ問題が発覚したことで、受賞に値しないと判断されました。
確かにこの賞をお母さんが受賞してしまうのはおかしい気もしますよね。
【追記①】イ姉妹父親の最新コメント
イ・ジェヨンさんとイ・ダヨンさんの父親であるハンマー投げの元韓国代表のイ・チェヨンさんが、最新のコメントを出していましたので追記いたします。
心を落ち着けなさいとだけ言いました。
さらに国中から非難が止まない娘たちへ父親のイ・チェヨンは、
と父親としての立場から娘たちを思いやるコメントをされていました。
親の立場からすれば娘たちがかわいいのは仕方ありません。ですがスポーツエリート家族にある甘ったれた部分が出てしまいました。いじめをしてきた側がいじめられる側になってようやく気付いたであろう立場に、許してもらえる機会が欲しいなんてよく言えたもんだなと感じます。
この言葉は10年前にいじめを受けた子達がそっくりそのまま返したいでしょう。
【追記➁】被害者の告発内容全文
被害者たちはイ姉妹がメディアに登場するたびに、心理的・物理的な攻撃で受けたいつまでたっても癒えることのない傷に悩まされたことでしょう。イ・ダヨンさんが、自分が受けた先輩からの攻撃な態度に、深く傷ついた風を装いファンたちに労ってもらおうとしたあざとさも感じたのではないでしょうか。
イ・ジェヨン、イ・ダヨン姉妹への告発文は下記になります。
加害者たちは幸せそうな笑みを浮かべながら様々なTV番組にも出演しています。
苦しめる人は楽しいかもしれないが、苦しみを受けた人は死にたいという言葉を加害者がアップしていたというんですよね。
本人がやってきたことをさっぱり忘れているようです。
本人も一事件の加害者でありながら、私たちにちゃんとした謝罪や反省する姿も見せず、逃げるように他の学校に移っていきながら(姉妹は中学校時代に競技のために転校)あんな投稿をするなんて、腹が立つし驚きます。
加害者はいったい何を考えて生きてきたのか?
加害者たちから本気の謝罪を受けたいです。
この告発文とともに上記で記載しましたイジメ内容を掲示板で発表します。この告発文を読んだ韓国市民たちは、大きな衝撃を受けたことはみなさんもよくご存知のはず。
バレーボールが上手だからエライのか?親が有名アスリートだから格上なのか?思春期だった被害者は、なぜ自分が…と悲嘆にくれる毎日だったのでしょうか。この告発が今や韓国女子バレー界だけにとどまらず、芸能界や他のスポーツ界にも飛び火しています。
被害者たちはこの告発によって心が救われたのでしょうか、それがとても気になります。
コメント
苦しめた人は楽しいかもしれないけど
苦しみを受けた人は死にたいよ…なんて投稿しなければ、こんなにたたかれて過去の罪を償う機会も失われていたに違いないから、罪を償う機会を与えてくれたという気持ちになって、投稿をあげた方に心から感謝を伝えられた時が本当に反省した時だと思う。