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稲沢裕子の経歴!森喜朗の差別に失笑!ラグビー経験なしで理事就任の経緯とは

東京五輪・パラリンピック大会組織委員会(JOC)の森喜朗会長が女性蔑視発言に炎上中ですが、渦中の女性理事・稲沢裕子さんが自分のことだと批判されたことに失笑しコメントを出しています。

 

日本ラグビー協会で女性として初めて理事として就任したのは「稲沢裕子さん」ですが、実はラグビー経験のない人。森喜朗会長の発言を笑い自分のことだと感じたと言います。

 

この記事では、稲沢裕子さんのプロフィールや経歴、ラグビー経験がないのにラグビー協会理事就任した経緯について調査していきます。

 

【追記】

稲沢裕子さんが初理事となった、当時のラグビー協会理事会の状況を追記しました。

 

 

稲沢裕子のプロフィールと経歴

 

稲沢裕子さんは、昭和女子大特命教授をされている元新聞記者です。さっそくプロフィールをご紹介しましょう。

名前:稲沢裕子
年齢:62歳
東京都出身
最終学歴:早稲田大学政治経済学部卒業
1982年政治学士取得
2013年:日本ラグビーフットボール協会の女性初の理事に就任
2018年より昭和女子大学 総合教育センター 特命教授に就任

 

稲沢裕子さんは早稲田大学を卒業後、読売新聞社に入社。社会部でサツ回り(警察担当記者のこと)、生活情報部、経済部といった記者を経て、シニアスタッフとして立川支局勤務後、経済部に戻られました。

 

2000年にはヨミウリ・オンラインの編集担当。マネーコーナーの企画と立ち上げ、女性サイト「大手小町」の編集長をはじめ、「マネー・経済」「医療と介護」といったウェブマガジン担当デスクも経験されております。

 

2006年3月からは、月刊パソコン誌『YOMIURI PC』編集長も勤めた生粋のジャーナリストなんです。これらの経験もあり2013年には日本ラグビーフットボール協会で女性としては初となる理事に就任されました。

 

またさまざまな場所で活躍される稲澤裕子さんは、2018年より昭和女子大学総合教育センターの特命教授に就任されております

 

特命教授とは大学によってケースが変わってきてしまいますが、教育・研究又は高度の専門的な知識を必要とする業務に従事する非常勤職員だったり、大学側が教育・研究上のうえで特に必要と認める者を、給与・勤務等の労働条件について特例の扱いをした職員になります。

 

現在、昭和女子大学で特命教授として所属されている方は、稲沢裕子さんだけです。大学ではメディア論、メディア情報リテラシー、新聞論、現代女性の社会参加といった科目を担当されているので、これまでの経験を十分に活かした授業を受けられますね。

稲澤裕子がラグビー協会理事就任になった経緯

 

稲沢裕子さんは、日本ラグビーフットボール協会の初の女性理事として2013年に就任いたしました。現在18名の理事が日本ラグビーフットボール協会にはおりますが、稲沢裕子さんも再任しております。

 

稲沢裕子さんがラグビー界初の女性理事となりましたが、先ほどのプロフィールから見て取れるように稲沢さんはラグビー経験がありません。スポーツ協会に限らず、組合の理事になるには専門分野に詳しい人や発展に力を添えてくれる人が定石でした。

 

しかしなぜ全くのラグビー素人の稲沢裕子さんが、ラグビーフットボール協会の理事に任命されたのでしょう。そこには、これまでのスポーツ界の理事会では男性役員ばかりの集まりだったことで、パワハラやセクハラ問題が大きく問題視されたからです。

 

ラグビー協会はそんな問題を反省すべく、これまでメディアで女性問題と向き合ってきた稲沢裕子さんに声をかけ、理事に就任してもらったのです。

 

実際に稲沢裕子さんが理事に就任したことで、ラグビー業界は多くのメディアにも登場するきっかけにもなりました。それだけでなくラグビーを楽しむためのルール説明の講演や、ラグビーについてのコラムやエッセイなど数多く執筆もされ、マイナースポーツであったラグビーを広く愛されるよう貢献されたのです。

森喜朗の女性差別に笑う側と後悔

せっかくラグビーフットボール協会では、差別を廃止し女性による視点での新しい風を取り入れようと稲澤裕子さんを指名したのに、今回のような森喜朗さんの女性差別の発言は非常に残念に思っているでしょう。

 

森喜朗さんが言った

「女性がたくさん入っている理事会の会議は時間がかかります」

「女性っていうのは競争意識が強い。誰か1人が手をあげていうと、自分も言わなきゃいけないと思うんでしょうね。それでみんな発言されるんです」

 

これらの発言に対し、稲沢裕子さんは自分のことだと思ったとコメントされています。

 

女性で初めて理事に就いた稲沢裕子・昭和女子大特命教授(62)はニュースに触れた時、「私のことだ」と思ったという。
引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/7d62abcbadaab8e7559bd78df26994aa3ec4c1b8

 

当時、稲澤裕子さんがラグビー協会初の女性理事に就任したとき森喜朗さんはラグビー協会の会長として君臨しておりました。

 

きっと稲沢裕子さん以外の理事は、ラグビー界に関わっていた男性ばかりなため不安もあったことでしょう。スポーツ界は特に閉鎖的の縦社会ですから。

 

素人の自分が理事なんて…と思った稲澤さんは協会側に、何もラグビーの事を知らないのに大丈夫なのかと確認を取ります。しかし協会側は「ラグビーをよく知らない人もファンになって欲しい」からと、協会たっての希望で理事の任命を受けるのです。

 

素人目線ながらもラグビー界を盛り上げようといろいろな意見をしてきた稲澤さん。しかしラグビーへの思い入れも強く、また自分好みのイエスマンばかりが周りにいる森喜朗会長にとっては、稲沢さんはおかしなことを言う女という認識でしかなかったのかもしれません。

 

さらに言えば、これまで自分の多方面からいろいろな意見が出れば、会議も長くなるのは当たりまえです。

 

追記-理事会で森会長から制止を受ける

当時、稲沢裕子さんが森喜朗会長から受けた発言制止行動が理事会内でありました。

追記させていただきます。

 

稲沢裕子さんがラグビー協会理事に就任した当時、稲沢さんはラグビーというスポーツの競技経験もありませんでした。そのため、理事会ではこれまでに議論にならなかったような質問を次々とする稲沢さん。

 

しかしこの質問には森喜朗会長は驚き、直接担当者に聞けと彼女の質問を制止したのです。

 

稲澤裕子さんが理事に就任したのは、第三者からの意見や視点を取り入れるため。なのに会長自らが議題の無駄とも言わんばかりな態度には呆れます。

 

こんな話もあります。

理事会で会長として演説をした森喜朗さんですが、ある決定事項を指示として命令。理事会メンバーも大ボスの発言にシーンと静まり返ってました。(ラグビー協会理事のコメント)

 

ラグビー協会の会長職を勇退しても、なお影響力を残し自分の都合の悪いことは排除しようとする森喜朗さん。今回も女性問題だと差別発言をしながら、謝罪会見では一つの意見だと苦しい言い訳をしました。

 

これら森さんの発言に、稲沢裕子さんも最初に聞いたときには笑って済ませていました。しかし女性蔑視発言に対し、ジョークと済ませようとする悪しき慣習を打開したく自分の事だろうと声をあげたのです。

 

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