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林武志くんの顔画像は?前の家に帰りたい祖父母の元へ帰る途中だった【宇都宮線電車事故】

2021年4月1日に起きた宇都宮線列車人身事故。小学生ぐらいの子がはねられたのですが、この男の子は千葉県内で行方不明届が出ていた林武志くん10歳だということが分かりました。千葉県市原市から、所持金4000円だけを握りしめて線路上を歩いていた林武志さん。なぜこのような事故が起きてしまったのか。

 

東京都・北区栄町の宇都宮線の線路内で起きた電車事故ですが、「引っ越したくなかった」と話していた林たけしくんについて調査していきます。

 

 

JR宇都宮線で電車にはねられた男児の身元判明


2021年4月1日の午後8時43分ごろ、東京都北区栄町のJR宇都宮線で男の子が電車にはねられて亡くなる人身事故がありました。男の子は身元を証明するものを持っていなかったのですが、千葉県に住む家族が1日の夜に行方不明届を警察に届けていました。

 

男の子は千葉県市原市に住む小学5年生になる林武志(はやしたけし)くん10歳でした。武志くんは自宅近くの駅から東京方面に乗る電車の様子が駅の防犯カメラで確認が取れております。しかしその後の行方が分からなくなっていたところ。

 

夕方に自宅を出たまま家に帰ってこない我が子を心配した親にとって、なんとも悲痛な事故となってしまいました。

林武志くんの顔画像


※画像はイメージです。

林武志くんは2021年度の4月で5年生になる男の子でした。たけしくんの顔画像の公表は、まだ確認されておりません。報道によりますと家族に引っ越したくなかったと話していたという武志さん。武志さんは父親と二人暮らしをしていました。

 

明るくて活発的な男の子だった(武志さんを知る人)

明るく活動的な性格の持ち主だった武志さんは、自分一人ででも引っ越し前の住所に戻りたいと、現金を持って飛び出してしまったのでしょうか。

 

過去にも小学生がはねられて亡くなってしまう事故は起きております。電車での事故だけでなく、とくに車による事故は多くあり5年間で90人近くの小学生が亡くなっています。

 

2011年には午後11時ごろに皆既月食を見に行った帰り道に、飲酒運転の車にはねられて亡くなった小学生の兄弟もいました。

母親も一緒に外出していましたが、事故当時は母親は忘れ物を取りに知人宅に戻っていたときに事故が起きてしまいました。ほんの少しだけ子どもたちから目を離した隙の、まさかのような悲惨な事故。

千葉に引っ越したくなかった

事故の起きた前日の31日に、林武志くんと父親は埼玉県鴻巣市から千葉県市原市へ引っ越してきたところでした。新学期から市原市内にある小学校に通う予定だった武志さん。しかし武志さんは家族に「引っ越したくない」と心のうちをもらしていたのです。

 

事故当初は身元も分からずに、イタズラ目的また自殺目的で線路に入っていたのかとも思われていました。しかし小学校4年間で仲良くなった友達や思い出の溢れる地元を離れたくない…その強い思いが10歳の少年を動かしてしまったのでしょう。

 

たかが引っ越しという人もいるかと思いますが、10歳の少年にとっては世界が大きく変わってしまうほどの大きな出来事です。

埼玉県から千葉の市原市に引っ越しがいやな気持ちは良くわかる。

僕も最近慣れてきたけど、生活は
埼玉の方が良いって思うはず。

小学生って、自分の通う小学校が世界のすべてで。
引っ越しつらかったね。
私も小1おわりに引っ越した。小学校一年間の人間関係すべてなかったことに。。いや、あるけどさ。ほんと、当時は外国に引っ越すレベルな受け止め方

大人であっても新しい土地に慣れ親しむまでに大変な苦労があります。10歳の武志さんにとっては、引っ越し先は未知なる暗い闇の中のような感じだったかもしれません。4月という時期でもあり父親の転勤によって、埼玉県から千葉へ引っ越さないといけない状況なのかもしれませんでした。

 

親の都合という理不尽なものに振り回されてしまった武志さんの気持ちが汲み取れなかったことは、家族にとって悔やんでも悔やみきれません。

 

また報道で父親と二人暮らしだという武志さんは、幼い頃に母親を亡くしているのかもしれません。埼玉県鴻巣市では祖父母と父親の4人暮らしでした。慣れ親しんだ街、そして大好きな家族の思い出が溢れる元の家。そこに帰りたくてたまらなく、引っ越しの翌日に自力で帰ろうとした矢先の事故だったと否定はできません。

>>常磐線で起きた衝突事故の犯人は外国人?

子どもなりの抵抗が生んだ悲しい事故

父親の転勤のためか、武志さんは慣れ親しんだ埼玉県鴻巣市から千葉県市原市に引っ越すことになりました。引っ越したくないという武志さんの気持ちは、我慢してくれという大人の事情によってかき消されてしまいました。

 

引っ越し前の家には祖父母がいたことで、安心して仕事に精を出すことだできていた武志くんの父。しかし千葉に引っ越してからは、男手一つで武志さんを育てなければならないというプレッシャーもあったことでしょう。そのためにも会社に文句も言わずにがむしゃらに稼がなければなりません。

 

そんな父の姿に、武志さんは言葉では伝わらないと行動に出てしまったのかもしれません。おこずかいの1万円札を持っていけば祖父母の家まで帰れるかも。そう思って「出かける」とだけ言い残して家を飛び出した武志さん。

 

しかし東京北区の近辺までたどり着いたときには、すでに所持金が半分以下になってしまったことで、少しでも節約しようと線路沿いを歩くことを決めたのかもしれません。この線路を歩いていけば、祖父母の住む鴻巣市まで帰れる…生きる希望を持った途中での悲しい事故だったのでしょうか。

 

父親の転勤での引っ越しであったとするなら、日本独自の転勤制度が生み出した悲劇とも言わざるえられません。

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