2022年4月23日午後1時ごろ、北海道・知床半島沖のオホーツク海で遊覧船が「浸水した」と通報がありました。
しかしその後、カズワンと連絡が取れなくなり遊覧船の行方も不明になるという痛ましい事故が起きてしまいました。
不明になった観光船はKAZUⅠ(カズワン)ということは分かっていますが、遊覧船を管理していた運営会社はどこで社長は誰なのか気になりました。
過去にも事故を起こしていたということも発覚し、管理体制が杜撰であったと思われる知床遊覧船事故についてまとめていきます。
元船長の証言を追記しました。
社長名や顔画像を追記しました。
知床観光船KAZUⅠが浸水事故の経緯
[arve url=”https://www.youtube.com/watch?v=GVsqnMKrsas” title=”知床観光船浸水事故 捜索続く” description=”知床観光船浸水事故 捜索続く” upload_date=”2022-4-23″ thumbnail=”https://i.ytimg.com/vi/GVsqnMKrsas/default.jpg” autoplay=”false” parameters=”https://youtu.be/GVsqnMKrsas” /]
4月23日に北海道の知床半島の沖合で乗員・乗客合わせ26人が乗った遊覧船の行方がわからなる事故が起きました。
簡単に経緯をまとめますと
- 23日午前10時ごろ遊覧船カズワンが出発する様子がウトロ港カメラで確認。乗客24人(子ども2人を含む)と船長と甲板員それぞれ1人の合わせて26人。
- 23日午後1時過ぎ観光船「KAZUⅠ」から「浸水している、エンジンが使えない」という救助要請が出される。
- 23日午後2時ごろ「船首が30度ほど傾いている」と運航会社に伝えたのを最後に連絡が途絶える。
知床遊覧船では知床半島を周遊する観光クルーズを3つのコースに分けて提供していますが、最長である3時間のコースを運行していたと見られます。
現在、観光船の乗客と乗員の救助活動が続いており、これまでに救助された10人(男性7人・女性3人)の確認がされておりますが、10人とも亡くなっており大変痛ましい事故となってしまったのです。
遊覧船カズワンの会社は有限会社知床遊覧船!社長の名前や顔画像は?
知床遊覧船KAZUⅠを運行する会社を調査してみました。
知床遊覧船のHPによりますと、知床遊覧船カズワンを所有するのは「有限会社知床遊覧船」です。
しかし知床遊覧船の公式サイトには、会社社長名などの記載はなく誰が社長なのかは不明です。
※知床遊覧船の社長は下記に追記しました。
そこでさらに調査してみると、知床遊覧船を経営するのは「有限会社しれとこ村」であることが分かりました。
有限会社しれとこ村は、斜里郡斜里町ウトロでホテルやレストランまた知床の海産物を揃えたECサイトなど知床観光における幅広い事業を展開しています。
この有限会社しれとこ村の代表は「桂田精一氏」ですが、知床遊覧船の社長も兼任しているのかは不明です。
桂田精一氏は元陶芸家でありホテル経営者としては素人だったこともあり、企業コンサルティングで有名な小山昇氏のアドバイスを受け「しれとこ村」を大きくされていました。
2017年夏、私は妻と世界遺産の知床に行きました。
宿泊は、経営サポート会員でもある有限会社しれとこ村(北海道、旅館業)。いい宿ですが、桂田精一社長は有名百貨店で個展を行うほどの元陶芸家で、突然ホテル経営を任され、右も左もわからないド素人。
運よく何もわからないから、小山にアドバイスされたことは「はい」「YES」「喜んで」ですぐ実行した。
知床観光船が売り出されたとき、私は、
「値切ってはダメ! 言い値で買いなさい」
と指導した。世界遺産のなかにあるホテルが売り出されたときも、
「買いなさい。自然に溶け込む外壁にしなさい」
と指示した。すると、赤字の会社があっというまに黒字に変わった。
引用:https://diamond.jp/articles/-/158611
小山氏がコメントした知床遊覧船の売却時のエピソードもありました。
また知床観光船会社4社で結成された「知床小型観光船協議会」がクラウドファンディングを開始した際には、代表として名を連ねています。
今後、有限会社知床遊覧船の事件に関する会見がありましたら随時追記していきます。
桂田精一氏のFacebookと顔画像について詳しくはこちら↓↓↓
桂田精一社長のFacebookと顔画像!知床遊覧船はしれとこ村が経営で小山昇に指南
2016年に取締役が交代し社長はお金にだらしない人
知床遊覧船の登記情報によると会社設立は2001年3月ですが、2016年に取締役が交代していることが分かりました。
さらに新型コロナの影響もあり経営は不安定で、2021年には現場スタッフがほとんど入れ替わっております。
2016年から5年間KAZUⅠの元船長であった男性は、新社長によって体制が代わり2021年3月に契約を打ち切られたが、スタッフが総入れ替えになり教える人間がおらず起きるべくして起きた事故ではと指摘しています。
元船長だった男性は以下の点を指摘。
- 出航は船長の権限でもあるが、波があって出航をやめたときに社長から「なんで出さないんだ」と問われた
- 今の知床遊覧船の社長は船のことも海のことも知らない人であり、お金にだらしない印象。おととしくらいから経営が上手くいかず「お金がない」と話していた
- 経営は厳しく「銀行からお金が借りられない」と言っていた
- 2021年6月に座礁事故を起こしていたが、修理の際にみたときに船の亜鉛版をおととしのままで変えていなかった(亜鉛版は船体が腐食するのを防ぐために取り付けるもので毎年交換するのが常識)
- 今回の事故が起きた知床コースはクマも見られ人気だが、社長が変わってから4月からやるようになった(以前は、時化る4~5月はやっていなかったが他社もやっていることも影響した)
2020年7月に船舶免許を持つ3人が見習いで入っており、そのうちの1人が今回遭難した船長の豊田さんでもありました。
人員不足もあってか半年ほど甲板員をやったあとで、すぐに船長になったほど。
元船長の男性がいたときは無事故の知床遊覧船でしたが、社長が変わったことで大きく経営体制も変化したとも言えるでしょう。
しかし不安定な経営になると、法令遵守より利益を重視する傾向が強くなるとも言われ、人命に関わる事故が起きてしまったのは必然的にも思えます。
【顔画像】知床遊覧船の社長は桂田精一
画像出典:Twitter
知床半島沖での観光船事故の運営会社・知床遊覧船ですが、連日マスコミの取材が押し寄せています。
社長はなかなか会見を開かず社長名も明かされていませんでしたが、ついに社長名が公にメディアに載りました
電話取材の際に運営会社社長と連絡を取ろうとした際に、運営会社社長が「はい、桂田です」と電話を受けています。
といことは、やはり知床遊覧船の社長は「桂田精一」氏であるということ。
また、しれとこ村の経営指導をしていた小山昇氏のツイッターに、桂田精一氏の顔画像もありました。
実践経営塾に参加者の桂田社長(右)は知床、左は、徳之島の徳山社長が並んで食事している。 pic.twitter.com/0Ksyuk32Wy
— 小山昇 (@KoyamaNoboru) June 4, 2014
画像出典:Twitter
またニュース映像で「知床遊覧船の社長」と桂田精一氏の顔画像が出ていました。
こちらが最新の桂田社長の顔画像になるようです。
小山昇氏のツイッターには、知床遊覧船に載ったこともつぶやかれていました。
知床遊覧船で海上から知床半島を大迫力で観る。ヒグマに出会えた。海岸付近にある3つの岩の右上に見える黒いのがヒグマです。5頭もいた。晴れている時より、会える確率が高いそうです。靄が晴れて景色を取るか?靄がかかってヒグマを取るか?個人的にヒグマです。船内で、集客の勉強会です。 pic.twitter.com/13vznZYcl7
— 小山昇 (@KoyamaNoboru) July 24, 2017
ヒグマに逢えて嬉しそうな小山昇氏ですが、
とても気になる文面ですよね。
ヒグマに遭遇することを売りにして、ヒグマが見れる確率を上げるために少々の天候の悪さでも観光船を運航させるように指南していたのでしょうか。
知床遊覧船の元船長は、ずさんな管理体制を指摘し事故に対し「やっぱり起きたか」とコメントしていましたが、桂田社長の集客や利益だけの経営者目線が安全対策にまで行き届かなかったようにも感じられます。
船長の経歴はこちら↓↓↓
知床遊覧船は過去に2回の事故で船長もブラック企業と明かす
北海道知床半島沖にて行方不明になっている遊覧船・乗員乗客26名ですが23日の夕方5時頃に沈みそうだと、海上保安庁に連絡が入った!過去に乗船した事のある人の証言では海上が荒れていても速度を落とさず航行する。更に昨年同船舶が遊覧中に座礁するなど、日頃から運航を軽視する傾向ある船長の様だ。 pic.twitter.com/rDu8EP8E0m
— 漫遊詩人・東宙次郎 あずまそらじろう (@BigkiteJapan) April 23, 2022
知床ウトロで起きた観光船の行方不明事故ですが、知床遊覧船カズワンは昨年に同じ航路で2回も事故を起こしています。
1度目は2021年5月15日で海上の浮遊物に衝突し、乗客3人が軽傷を負う事故に。
2度目は2021年6月11日で、ウトロ漁港を出港した直後に浅瀬に乗り上げる事故を起こしています。船は自力で離礁して漁港に戻り、乗客ら21人にけがはなかったのですが、当時42歳の船長は業務上過失往来危険の疑いで書類送検されました。
また今回の事故で知床遊覧船は、ほかの運航会社より先駆けて今シーズンの観光クルーズを運行したことや、23日の海が荒れることが分かっていながらも出港していることも判明しています。
別の運行会社の男性によると、去年座礁事故を起こした際に破損した船首部分に亀裂が入っていたとも。
地元の漁協の組合長が取材に応じ観光船が出港する前、船長に対し、「波が高くなるから出港しない方がいいと忠告したが、出て行ってしまった」と当時の状況を証言しました。
忠告に対し知床遊覧船KAZUⅠの船長は「波が高くなったら港に戻るから大丈夫だ」と言って出ていってしまったというのです。
カズワンの船長は「豊田徳幸」氏であると公表されています。
豊田氏のFacebookでは、こんなコメントも残しておりました。
この言葉は本心だったのか、それとも自虐だったのか、真相は不明となってしまいましたが、船長という肩書きながら予約でいっぱいの遊覧船を中止する権限は無かったのかもしれません。
知床遊覧船の船長・豊田徳幸さんについて詳しくはこちらの記事で↓↓↓
豊田徳幸のFacebook顔画像!船長も被害者で金のために出航か
知床遊覧船の事故に遭われた被害者の方のご冥福をお祈りいたします。
北海道旭川のいじめもひどいものです。
詳しくはこちら↓↓↓
廣瀬爽彩さん(旭川いじめ)の加害者の名前を特定か!中学校や公園も調査
旭川いじめ事件時系列や経緯まとめ!加害者もその親も胸くそ「自分たちだけ見つかって悔しい」
昨今ではSNSやインターネットに誹謗中傷が多くなり、実際に誹謗中傷で命を落とす人も出ております。
インターネット上だから何を言ってもいい訳ではなく、誹謗中傷は立派な犯罪です。ネット上だからと言って「何でも言っていい。」と言いと自由な発言と勘違いしてはいけません。
適切なSNSの使い方で便利なインターネットを利用しましょう。
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